ひとり会議

ひとり会議

Feb 06、2023岩﨑敬太

 

皆さんは「思考の質や量がなんだか鈍ってるな・・・」と感じることはないでしょうか。日々の忙しさに流されたり年齢的なことだったり。はたまたインスタグラムやyoutubeで次から次へとコンテンツを見ることに慣れてしまって解決したい1つのことについてじっくり集中した思考ができない。ここしばらくそんな風に感じていたのですが1冊の本に出会いました。

 

「1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書 

Sanctuary books
山崎拓巳 著

 

詳しい内容は是非ご自分でご購読いただければ。

1日10分ではなかなか考えがまとまらず20分、30分とひとり会議をしてしまうことも多いのですが、一旦ひとつの問題だけにフォーカスすることで自分の状況を客観的に見れるようになりました。そして自分を取り巻いている問題や不安が整頓できてやりたいこと、やるべきことをクリアにすることができます。

 

僕の場合、基本的に1人でお店を経営しているのでどうしてもやりたいことよりもやらなくてはいけないことに時間を取られがち。しかも自分の考えを話す相手がいないので(A)判断を間違える(B)そもそも何が問題かを設問できないこともしばしば。

 

(A)はまだいいんです。このやり方は通用しないというヒントが得られるし、間違ったまま進んでもトータルで正解にするというやり方がとれるので。

 

まずいのは(B)の方でこれができないと数日どころか月単位、年単位で成長が止まります。商売は下りのエスカレーターに乗っているようなもので何もしなくても固定費はだらだらと流れ続けます。それはすなわち事業で動かせる歯車が小さくなるということ。そのままでは現状維持もままなりません。

 

ですので事業規模を大きくするというのはさておき、仕事の精度をあげる、お客様に楽しさや幸せを提供する、自分がワクワクしてのめりこめるような仕事を作るという意味での成長は事業継続に本当に必須だと思うのです。

 

ひとり会議は時として自分の弱さ、考えたくない面倒なことに向き合う作業なので頭から煙がもくもく上がるような気持ちになることもあるのですがいつかは向き合わなくてはいけないのならなるべく早いほうがいい。僕は考えたくないことを考えるということのストレスがストッパーにならないよう朝の仕事前のルーティーンにしました。

 

ひとり会議の内容はEvernoteにスマホで打ち込んでいきます。自分しか見ないものなので何を書いても自由、文章が拙くてもOKです。自分に嘘をつかず率直に書いていくことがだんだん楽しくなってきています。

 

漫然と過ごしても丁寧に過ごしても時間は平等に流れていきます。自分の人生を楽しみつくすために、そして自分の周りにいてくれる人たちに少しでも幸せを還元できるように思考を止めずに歩んでいきたいと思っています。

 

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